エルメスのスカーフは、年2回コレクションが発表されますが、近年のエルメスのカタログには、各期8点前後のデザインが掲載されています。
そのうち3点前後が年間テーマにそったものになり、これもエルメス・コレクターの関心の的になっています。
エルメスの場合、話題は年間を通して断続的に提供されます。
1996年「音楽」の年のペン「アレグロ」、1998年「木」の年の鞄「ツリー」など、テーマをモチーフにした作品が随時発売されるほか、1999年「星」の年の「エルメス・星を巡る旅」展など、展覧会やイベントも開催されることがあります。
エルメスは、上得意にあたる顧客には、非売品を配ることもあります。
例えば、1997年「アフリカ」の年には、スカーフのモチーフにもなった「アフリカのスプーン」を配布しました。
顧客の間での話題性を高め、しかも差別化も図るという、顧客の優越感をくすぐる実に上手いエルメスの手法といえます。